私は雑な性格で、「考えるよりもまずやってみる」みたいな傾向が強いです。
お世話になっている地元の人からは「お前は本当に計画性がない!!」という愛のあるお叱りを何度も受けていますが、やってみて問題なり何かしらの変化が起こってからでないとなんだかピンと来ないんですよね,,,
10日ほど前に土佐あかうしたちを山へ放牧したときも、ロクに準備もしないまま「まあやってみよう」「暖かくなってきたし、牛たちも機嫌よくやるやろ」みたいな、ある種の悪ノリで決行したことでした。
実際それなりに機嫌がよい
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牛たちの機嫌が良いとはいえ、まだまだ放牧地が草地化していないので餌はやらなければいけません。牛たちにとって、遊べる場所はたくさんあるけど食べ物はほとんどないんです(汗)。
放牧場に牛は8頭いるけど、おそらく草の量としては2頭分くらいしかないと思います。これを放置していると、変な草を食ったりして調子を崩したり、下手をすると死んだりするのです。本当に死ぬんですよ!
放牧場経営されている牛飼いの先輩のtwitter
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しまむら、今朝に亡くなった。
— 松本 拓也(もも)(土佐あかうし 放牧繁殖) (@tatamatsumo) November 22, 2022
結局今回のシダ中毒事件、発症した2頭の妊娠牛、2頭とも亡くなった。共に3歳。
高熱(41度越え)、食欲減退、白血球血小板赤血球の激減、それにより臓器もどんどんダメになって行く。それが10日間ほど続いた。
白血病?釘飲んだ?ピロプラズマ?ワラビ中毒?ときて... pic.twitter.com/artC96DWcf
季節が11月のことだったので、おそらく草が枯れてきて、食べ物がなくなった放牧牛たちは普段食べないシダを食べて中毒になった、という流れだと思います。
長くなってきたので2回にわけます。