「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

牛の予防注射

一昨日は牛の予防注射をしていました。

 

していた、、、と書きましたが、自分で注射器をもってずぶっとヤルわけではなくて、獣医さん(県庁職員)が来てくれて注射をしてくれます。農家の仕事は獣医さんの仕事がきちんと出来るように牛を捕まえて固定するだけです。

 

牛を捕まえるのは牛舎飼いなら簡単なんですが、放牧だとなかなかそうはいかない場合もあります。牛が放牧場のどこに居るかを探すことから始まり、逃げようとする牛を捕まえて、捕まえたあとは、その場所から一番近い固定できそうなところまで連れて行かねばならないのです。

 

「私を捕まえられるかな??」って感じでしょうか?

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この日の牛たちは放牧場に入ってすぐの場所(しかも木=固定する場所がそばにある!)に寝転んでリラックスしていたので、結構簡単にコトが運んでくれてありがたかったです。

 

ロープを使って牛を木に固定している様子

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別角度からの様子。ロープの使い方がわかりやすいでしょうか。

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牛をこうして捕まえたらあとは一頭一頭、首筋にブスっと一発ずつ注射をお見舞い。

暴れない牛もいれば、注射器を首に刺した瞬間飛び上がる子もいたりして、こういうところにも個性があります。

 

予防注射の効能は、宿している子供の流産や、奇形になったりするのを防いでくれるというものだそうです。牛の皆様、安産お願いします!本当にお願いします!