「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

飲食店の難しさ

この土日で「あかうし★ジロー」の営業をしています。

↓これは牛すじカレーの写真

昨年に引き続き自分たちのお店を持つ前のテスト営業中をしているわけですが、昨年の秋のときの売り上げが戻らない!

昨年の秋は売り上げが一日 8万円を超え、ああ、10万円の壁を越えるのは難しくなさそうだ、という感覚をもって年内の営業を終了しました。

「土佐の食1グランプリ」で3位に入賞し、また春になって暖かくなってきたので営業を再開したわけですが、昨年の自分たちを越えることができないのです...汗

営業中にそんなことを考えながら道行く車を眺めている(テスト営業している場所は国道に面しているんです)わけですが、通る車の数が結構 少ないんです。

秋はそんなことあまり思わなかったのですが、「う~ん、車が全然とおらんな,,,」という時間がたびたびあって、秋には感じなかった飲食店の難しさを感じるようになりました。

相当に知名度があれば別だとは思いますが、お店に来てくださるお客様の人数は、

 「前の道を通る人の数」X「店に立ち寄ってくださる確率」

で決まると思います。なので、車が全然とおらないというのは非常に困ったことで、しかも我々ごときの力ではどうすることも出来ないのです。

周りに話を聞いていると、5月の連休が終わったら7月くらいまで売り上げがガクッと下がる時期が続くということで、販売の変動に地域性、季節性があるのだと思い知らされます。冬に売り上げが立たないのは分かっていたが、暖かくなってからもそういう時期があるなんて!

とはいえ、こうやって肉の直売にチャレンジしなければこういうことも分からなかったわけで、40歳になっても若造だったときのように新鮮に学べる喜びも感じています(マゾ?)。

それに、苦しいときでも助けてくださるお客様がいるのです...

毎週のようにチーズバーガーを買ってくださるお客様。今日はご家族・ご親戚のためにまとめ買いをしてくださいました。

小学校の先生、教育委員会の方々。まとめてドッサリご注文をくださいました。ただ、我々の対応力が低くてたくさんお待たせをしたのが非常に恐縮でした...

 

上記のとおり自分たちではどうしようもない飲食店の難しさはありますが、一方で思ってもみなかった救いの手をいただくこともあります。

 

我々にできるのは、一個一個の料理を美味しく仕上げて目の前のお客様にお届けすることです。そういう気持ちを大事にしてコツコツ営業を続けていきたいと思います。