「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

出来ることをコツコツと、そして幸せについての雑感

怪我はしていますがエサくらいは取りにいかないと,,,

今日は子供たちに助けてもらいながらやってみ~ようっと思い、夏休み中の小学生2名を子分にして出発。

退屈しきっている子供たちは、外に連れて行ってもらえるので笑顔です。

2日ぶりに牛舎に来たのでついでに牛とも挨拶。

やっぱり自分は牛が好きなんだな~と思います。

その頃、社長(奥さん)は放牧場へもっていくためのエサをせっせと軽ダンプに積み込んでくれています。

社長、かっこいいです!すっかり牛飼いな感じ。

黙々と頑張ってくれていました。あとで肩でも揉んでおこう...

2トン車の暖機運転も済んで、さあ出発です。

途中で息子にロープのかけ方を教える様子。

彼はせっせと行動を先読みしながら動いてくれるので助かります。

エサの保管所へ到着。

高く積み上げられたマシュマロボールのようなものの塊を前にテンション上がる子供たち。

ここでも息子に玉掛け(ロープをフックにかけること)を手伝ってもらいます。

なかなかイイ線いってるよー。

娘に撮影してもらった作業中の私。

こうして無事にエサは積み込めたのですが、怪我をしていつも通りには動けないことや、子供に荷物が当たらないように注意を払ったりとイレギュラーな状況だったせいで、クレーンを巻きすぎてワイヤーを痛めてしまいました(汗)。ショック...

右が痛んでなくてまっすぐなもの。左が痛んでいて少し歪んでいるもの。違いが分かりますか?

帰途につきました。最初はテンション高かった子供たちも、日当たりが良すぎたために熱中症気味です。ぐったり。

感謝の気持ちも込めてアイスを買ってあげました。

私はめったにお菓子などの甘いものは買わないので、えらく喜んで選んでくれていました。娘などは「体調悪くなってよかった~」みたいな発言をしていてちょっと面白かった。

ここであらためて感じたことですが、嗜好品がいつも沢山あるのは幸せではないと言うことです。

今回の子供たちの場合、滅多にアイスクリームを食べられない(食べさせてもらえない?)ためにえらく喜んでくれたわけで、いつもアイスがあるとそれが当たり前になってしまうと思うのです。

これは他の色々な食べ物、体験なども同様で、幸せを感じるには不足していることが必要でないかと思います。

満足、幸せは不足と表裏一体の関係なのではないか...

そういう訳で愛する子供の君たち、愛情はたくさんあげるけど「あえて」物質的には足りない気味でいくからよろしく頼みますよ...