「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

出産に備えて放牧場から牛を移動しました

今日は「肉を売る企画」の打ち合わせをしつつ、牛の移動をしました。

「肉を売る企画」についてはシークレットの部分もまだ多いので、ここでは牛の移動について書いておきたいと思います。

 

↓今日の良い写真NO.1を最初に載せておきたいと思います。

 

足を骨折したのでやりづらい作業がたくさんあるわけですが、その一つが「牛の移動」。

やりづらいとは言え、放牧場にいる牛の出産が近いので牛舎に下げてこなければいけません。

放牧の事例を勉強していると放牧場でそのまま産ませる例はよく見ますが、まだ自分は安全に子牛を授かる自信がないので牛舎に下げることにしています。

今回の移動の対象牛は2頭。一頭は「たに」という子で予定日の10日前、もう一頭は「いしねさくら」という牛で予定日の20日前です。特に「たに」はもういつ産んでもおかしくないタイミング。

 

いつものように、まずはクレーン付2t車に枠を載せていきます。

いつでもどこでもアスレチック少年登場。

「ゆうと!トラックの荷台片づけて!」と言うと文句言わずサッサと動いてくれます。

次は子供たちに玉掛け(ロープをフックにかけること)をしてもらいます。

クレーンを動かす仕事は私が担当。

そうして枠を無事にトラックの荷台に載せることができました。

子どもたちとの連携もなんだかいい感じになってきた!



そして今度はこのトラックに牛を乗せていきます。

牛によっては車に乗るのをすごく嫌がるので、相当に力をつかう、消耗する作業なのです。困ったタイミングで助っ人が2名来てくださいました!

地域おこし協力隊のお二人が挨拶に来られるということで、「すみません、助けてください」と手伝っていただきました。

そして、2頭は乗った....はしょって書くけど相当消耗した...

↓左のお二人が地域おこし協力隊の方です。本当にありがとうございました!

その後、無事に牛舎に連れて帰ってきました。

役立たずの私の代わりに社長(奥さん)が牛のハンドリングをしてくれます!

作業をしていると、ときどきドワーフたちが遊びにきます。

私もポイントで手伝います。

こうして無事に牛たちを牛舎に誘導することが出来ました。

私はそんなに動いてないはずなのに相当 消耗したようで、作業後に2トン車の座席に座って休んでいると、気が付いたら30分くらい寝てしまっていました(汗)。

 

2トン車の荷台についた糞尿を洗い流さないといけないけど、もう今日は勘弁して,,,ということで仕事終了です。懸念していた牛の出産準備(移動)がひとまず出来て良かった...