「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

お肉の売り方に悩んでいます,,,でも光明もみえたかな?

昨日は事情があって雨のなかずぶぬれで働いていました。

とても寒くて疲れました...そのためブログが書けなかったのです。

家に帰ってコタツで体を温めていると...

心を温めに子供たちが寄ってきてくれました。

至福の時間です。

君たちありがとう。

 

我々の牧場で最初にお肉になってくれた「ふじ」の売り先が一つなくなって困っているという話を前回のブログで書きました。

mountaincowfarm.hatenablog.com

ブログを読んで、すぐさま救いの手を差し伸べてくださる方がいらっしゃいます。

「売り先を探しましょうか」と言ってくださる方。「こういう売り方をしてみたらどうか」と提案くださる方。「牛一頭のお肉そのものを買いましょうか」と言ってくださる方。

とてもありがたいです。

 

一方で、「ふじ」のお肉についてはもう一つ困難があったのです...

↓「ふじ」のヒレのブロック肉です

今回、「ふじ」をお客様に届けるにあたり、「100gずつの小分け」にして商品化するつもりで動いています。

例えば「焼肉用カルビ100g」「すき焼き用ロース100g」「ステーキ用ヒレ100g」みたいな感じです。

こうすることで『色んな部位をたくさん食べたい』というお客様の要望にお応えできると考えたからです。

そして、その商品を「真空パック+冷凍」の合わせ技で保存することで半年間という長い時間のなかで販売できると考えました。

しかし、お肉のプロからアドバイスが...

「ブロック肉なら半年は大丈夫だと思いますが、100g単位の小分けにしてしまうとベストに美味しい状態は半年も続かないんじゃないかな。せいぜい3か月までだと思いますよ。」

えぇ、そうなんや...

自分自身 半年たった状態のカット済み肉を食べたことがないので腹落ちはしませんが、プロの言われることは真摯に受け止めなければいけません。

 

当初はこう考えていたのです。

「半年時間があったら自分たちのお店も立ち上がるだろうし、ネットで販売する目途もなんとかつくだろうし、まあ、なんとかなるやろ♪」と...

しかし半年の時間が3か月となると話はまるで違います。

お店が立ち上がるか分からず、ネットも認知されるまでに時間がかかります。

さらに、前回のブログで書いたように、すぐに販売できると思っていた「さくら市」という場でさえ売ることができないのです。

 

でもなあ,,,やっぱり「ふじ」は自分たちの手でお客様に届けることを考えたいなあ...

そんな思いでいろいろ考えてネットでも調べ物をしていて、偶然みつけたのがこれです↓

camp-fire.jp

どういう内容かざっくり言うと、

●土佐あかうしのお肉を提供する飲食店を立ち上げようとしている人がいる。

●その立ち上げ費用をクラウドファンディングを使って募っている。

というものです。

 

「あれ?この飲食店の方向性って我々がやろうとしていることと一緒じゃないか?」と私は思いました。

そうか,,,クラウドファンディングという手があるのか...

支援くださった方へのお返しに「ふじ」のお肉をお届けするという方法も悪くないんじゃないか...

 

悶々と悩んでいます。

引き続き悩みながら答えを見つけていこうと思います。