土佐あかうしを飼い始めて1年半ちかくが経ちました。
2021年9月に牛を導入したときの投稿
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この時に8か月のメス牛を、将来の母牛(=子牛をどんどん産んでもらう)候補として2頭導入しました。
この2頭のうち一頭(みはる)は順調に妊娠、出産してくれました。
お母さんと子ども☺️
— 大島@牧場建設中 (@akUo5u0yGLduHJK) 2023年3月21日
こういう光景を日常的に楽しめるのがいまの生活の好きなところ😊 pic.twitter.com/DrEDa7oKOJ
しかし、もう一頭(ふじ)は長い妊活を経ても妊娠できませんでした。
最初に導入した思い入れのある牛だったので、何度も獣医さんに相談し、薬を投薬してもらったり、血液検査をしてみたり、餌を変えたりもしてみました。
しかしながら後から導入した牛も次々に妊娠していくなか、一向に妊娠できない「ふじ」。。。私が最も手をかけ、可愛がってきた牛です。
生きている状態で市場に出して販売してしまうことも考えましたが、どうせなら最後まで一緒にいたいと考えました。
私が一番愛した牛で、私が最初にお肉に仕上げることになった牛です😌複雑な気持ちを抱えながら一生懸命育ててます😌 pic.twitter.com/jVG29ixQ4I
— 大島@牧場建設中 (@akUo5u0yGLduHJK) 2023年3月20日
肉牛において最後まで一緒にいるということは、お肉にするまで育てるということです。牛に思い入れがあり、可愛がりたいと思うがゆえにお肉にするまで育てるというのは何という皮肉なことかとも思います。しかし、これが経済動物を飼うということでもあります。
ペット的に愛らしいという感覚と、食料として考えることと、矛盾しているように思える二つの中で私は日々 牛を飼育しています。
1年半前に土佐あかうしを飼い始めたころ、いつかは自分で牛をお肉になるまで育てたい、と思っていました。10年後くらいには、、、と。
しかし、一番思い入れのある「ふじ」がその思いを10年くらい前倒してくれたのだ。
そういう意義のある存在として、「ふじ」はお肉になっても私の思い出の中で生き続けるのだ。そう考えながら大事に育てています。