前回、牛舎で牛を飼うこと、それに伴って糞出しが嫌であることを書きました。
「牛糞=宝」ではなく、「牛糞=ゴミ」と考えるのは牛飼いとしての価値観、そして技術がともに未熟であることの証左です。大変恥ずかしい。
でも、イヤなものはイヤなの。
一方で、「牛糞=宝」となる活動もしているのです。
その主人公はこの方たち!
放牧場の牛たちです!
放牧場の牛たちはそこらじゅうで糞をするわけですが、これは何か月かかけて肥えた土になり、牛たちのエサとなる草の養分になってくれます。
↓時間が経つと上のような糞が崩れて下のようになります。
牛たちは別に意識もしていないし、好きなようにエサを食べて好きなように過ごしています。しかし、糞によって山を豊かに肥やしてくれているのです。
そうそう、この風景が見たくて山に牛を連れて行ったんだった。毎日 忙しくて初心を忘れていました。
牛糞を単なるゴミにしてなかった。ちゃんと宝としても扱っていた...!
疲れすぎて悲観的になっていたのかもしれません。
今後は宝として扱う比率をもっともっと上げていきたいと思います。