「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

さつきちゃんご懐妊、雄子牛の去勢など

今日は月に一度の獣医さんの巡回の日でした。

巡回でやること(やって頂くこと)は大きく分けて二つです。①妊娠鑑定 ②雄牛の去勢 です。

 

①妊娠鑑定についてですが、種付け後 おおよそ2か月たった母牛の肛門から手を入れて、お腹のなかに子牛がいるか確かめるのです。

↓こんな感じで枠に固定して実施します。

妊娠後二か月が経つと安定期に入ってきますので、妊娠鑑定で「妊娠してます」と宣告されると、飼っている方としては「安心した」「これでエサを安くできる(※)」などと考えるわけです。

※妊娠が確定するまでは、体のコンディションを維持する意味もあって濃厚飼料というご馳走を与えます。妊娠が確定したら出産2か月前までは濃厚飼料は与えず、草だけでOKです。

 

今回は我が家で最強の牛「さつき」ちゃんの妊娠鑑定でした。

下の写真の右側の牛。

結果は無事にご懐妊、ありがとう「さつき」ちゃん...!

ここで「さつき」ちゃんの妊娠成績を振り返ります。

●前回の出産日:2023/10/23

●次回の出産予定日:2024/9/17

ちゃんと一年一産を達成、さ・ら・に、出産時期を1か月前倒してくれています。

「さつき」ちゃんは子供にお乳をやらなかった育児放棄系でしたので、お乳に行くはずだったはずの栄養が体に残ってコンディションが良かったのだと思います。

「さつき」ちゃん、妊娠してくれてありがとう。次回は授乳して一年一産達成しようね!

 

②の去勢ですが、金玉の袋をやぶって精巣を取り出すのです。

今日は2頭で行いましたが、生々しすぎて写真は上げられません...

農家によっては自分でやられている方もいるそうで、私もいつかやってみようかな...

ちなみに1頭4000円を獣医さんにお支払いするので、2頭自分でやれば8000円が節約できます。血が苦手だから無理かな...