「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

子牛の生まれた、次の日のはなし

ブログを書きながら息子の宿題を見てあげることが増えてきました。

なかなかいい時間ですよ!

昨晩のように帰るのが夜中になっちゃうような日はできませんが...

↓昨日の出来事です。

mountaincowfarm.hatenablog.com

 

深夜まで働いても、次の朝には牛たちはお腹が空いています。

疲れで体はフラフラですが世話を怠るわけにはいきません。

こういうところ、子そだてと似ている気がします。

 

子牛が生まれて数日は仕事がたくさん増えるし、時間もあっという間にすぎていきます...! 特に冬は寒いのでケアしないといけないことが増えるのです。

子牛をじ~っと観察していると、寒くてプルプル震えているように見えます。

日なたに連れて行ってみよう!と子牛を抱っこして移動させますがあまり暖かそうではない...

 

次の対策。腹が冷えないようにワラをしいてみました。

さらに、風よけにムシロをかけてあげました。

それでも寒そうにしていましたが、アレコレしている間に気温が上がってきたので「まあ大丈夫やろ~」と思い、これ以上の工夫はいったん中止。子牛の世話をしていると出来ることがいくらでも出てくる訳ですが、牧場全体の色んな仕事をしなければいけないので かかりっきりという訳にはいかないのです。

 

たとえば、断線したコンセントの中身を直したりとかね...

以前に比べてDIYのスキルが格段に上がっているのを感じます。

 

話がアチコチして恐縮ですが、今回 子牛を産んでくれた「みはる」ちゃんは本当にいいお母さんなんです。

子牛に対して優しく、そして賢いのは昨日の記事のとおりなのですが、人間が子牛を触ったりしても全然怒りません。

牛によってはメッチャ怒ってドついてくる牛もいたります。

↓この「ほこちゃん」には鼻を蹴られて流血したことがあります。

まあ今となっては良い思い出です。でも二度と蹴られたくはありません。

でも「みはる」ちゃんは全くそんなことはなくて、上記の通り人間が子牛に色々してあげても、するがままにさせてくれます。

かといって子牛に無関心なわけではなく、すごく愛情深い。

我々のことを信頼してくれてるんだなって感じます。

 

今回の子牛はずいぶん小さく生まれてくれました。

お肉になってもらうため、これから2年半かけて大事に育てていきます。

どんな成長をしてくれるでしょうか...楽しみです。