「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

今日もよく働いたな~と思ったら,,,一日の最後に子牛が生まれました

今日もよく働きました...

まず、土佐あかうしのお肉を使った飲食店の企画でつかう大型冷凍庫を引き取りに行っていたのです。

↓遠景。今日も大活躍の2トンクレーン車。

↓近景。容量が1000L以上あります!

自分の牛のお肉を保管したり、作ったハンバーグを保存したり、冷凍庫は必需品です。

我が家にはいま大型冷凍庫が3つ、合計で2000Lの容量です。まさか人生でこんなに冷凍庫を持つことになるとはゆめゆめ思いませんでした。

 

トラックから冷凍庫を丁寧に降ろしたあとは放牧場の世話です...

 

このあと、もろもろ仕事をして家に帰りつくと20:30くらいになっていました。

良く働いたな~、、、

しかしこれで終われないのです。

出産予定日の2か月前から牛舎に戻していた「みはる」ちゃん...

夕方、するっと子牛を出産してくれました。予定日の一週間以上前。安産です!

私も妻も出産に立ち会えませんでしたが、比較的ちかくで牛を観察していた妻いわく、「(母牛の)お尻の形が変わってきていたので出産が近いかな~と思っていたけど、さっき ちょっと家に帰って、牛舎に戻ったらすでに生まれてた」そうです。

 

ペロペロ子牛をなめてあげる「みはる」ちゃん。

 

お乳も無事に飲ませてくれました。

 

今回、お乳を飲むのを見届けるために「みはる」ちゃんと子牛を2時間ほど観察していました。

「みはる」ちゃんはすごく賢い牛で、子牛が立っておっぱいを探しているとき、自分が動いて子牛の頭のあたりにおっぱいが近くなるようにしたり、また子牛の頭を自分の頭で押しておっぱいに向かうように誘導してくれます。

当たり前のように聞こえますが、直近の出産2頭が育児放棄系だったこともあって素直に感動してしまいます。

 

さあ、初乳を飲むのも見届けたし帰ろうか...

帰るまえに寒いのでワラを掛け布団みたいにしてあげます。

その上からもなめまくる「みはる」ちゃん。今日は寒いからあんまり子牛のこと濡らさないで~。


と、いうわけで一日の最後に我が家に子牛が増えました!

時計を見ると23:00,,,,寒い....今日もよく働きました。