今日は午後からハンバーガーの材料を買出しに行ってきました。
道中では車中で今後の飲食店企画の話し合いを進めます。
吾輩らのお店の名前は「あかうし★ジロー」である。拠点はまだない。
話が具体的になればなるほどやる事が増えてきて(今まで目を背けてただけ?)、ほんまに自分に出来るんか?とクラクラする時もありますが、そんなときはスカーレット・オハラさんの言葉を思い出します。
「いまはそんなこと考えられない。頭がおかしくなりそう。明日考えよう。」
一見 先延ばしにしようとするようにも見えますが、映画の中でスカーレットがこの言葉を言ったとき、ものすごく前向きなエネルギーを感じて感動しました。
今日 答えがでないことは明日 考えてみればよいのです。
さて、最近 生まれた子牛の話が続いていますが、今日もそのことを書きたいと思います。
この子はすごく小さく生まれてきてくれました。
抱えた感じでは、体重はうちの下の娘と同じくらいかもしれません。
となると10キロ台後半,,,大きく生まれた子牛の半分くらいの重さです。
体が小さい分、寒さの影響を受けやすいのでしょう...
時折プルプル震える姿が見ていられません。
ホットカーペットを引いてあげました。
古いホットカーペットをビニールでぐるぐる巻きにして防水対策をしています
ここが温かいところだと子牛に覚えさせるために、だっこして移動してあげました。
私自身もカーペットが温かいか確かめるため、子牛の横に座って牛と同じ気持ちになろうと努めます。
自撮りしちゃって恥ずかしい。おっさんになった自分の顔に自分で驚く次第です。
しばらく観察していると震えはマシになって、表情も和らいできたような...
せっかく生まれてきてくれたのに、寒い思いをさせてすみませんでした。
こうして今回のように小さく生まれた牛は、肥育しても仕上がりが小さい場合が多いそうです。
言い方を変えると、取れるお肉の量が少ないのでお金を稼ぐのが難しい牛になってしまうという話になります。
だから、畜産家としては生まれる子牛が大きくなるように工夫しなければなりません。
それには色んな要素があるのですが、今回 反省すべき点はなんだろうか...?
おそらく、母牛を痩せさせ過ぎていた点にあると思っています。
出産後の母牛「みはるちゃん」の体を上から見た様子。アバラが浮いてかなり痩せています。
出産2か月前には放牧場から牛舎へ戻して、お腹の子牛を太らせるためのエサ(増し飼いのエサといいます)を規定量(教科書そのままの形で)与えていました。
しかし、教科書の教えを守ることで安心してしまって牛の観察が不十分だったのです。
牛をきちんと見て素直に考えていればもっとエサを与えなければならないと気付いたはずです。教科書の規定量+α与えればよかったのです。
教科書の教えは教科書に過ぎない。現実を観察してマシ飼いのエサを調節せよ、というのが今回の反省です。
次の出産は3月末です。今からならまだ間に合う。観察、観察。そして対策!