「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

林のなかの牛たち

今朝は牛舎の世話を奥さんにお願いして、子供の世話をしていました。

↓下の娘が「うんこドリルやりたい」というのでその相手をしています。

そうしているうちに下の娘がなにか作り始めた...

ハンモックの骨組みの部分と布団を作って合掌造りみたいなやつが出来ました!

下にも敷布団みたいなものをしいて快適そうです。

中でくつろぎながらゲームができるようになっています。

子どものインスピレーションにはたびたび驚かされます。

 

奥さんが牛舎から帰ってきてくれました。

いつもより少し遅い時間になりましたが放牧場に向かいます。

いつもの場所に牛がいないので、足跡をたどりながら捜索。

牛との付き合いも長くなりましたのでだいたいの場所は分かります。

 

見つけた...林の中にいました。「あいこちゃん」と「ほこちゃん」です。

おそらく雨を避けるために林の中に入っていたのだと思います。

↓木の葉をモグモグ食べる「あいこ」ちゃん

↓木の葉にベロ~と舌を伸ばす「ほこちゃん」

「あいこちゃん」は上の娘と同い年なので10歳、「ほこちゃん」は息子と同い年なので7歳です。どちらも少し前まで牛舎でしか暮らしたことのない牛でした。

特に「ほこちゃん」は去年の夏ごろの放牧でガリガリに痩せたりもしました。そのときが本格的な放牧としては初めての体験だったのです。

今では2頭ともすっかり山の放牧場の牛になってくれました。冬の雨に濡れても、雨のあと急に気温が下がっても平気です。

順調に妊娠もしてくれます。性質も穏やかでとても良い牛たちです。

 

温かくなったり雨が降ったりして、放牧場の草も春めいてきています。

↓生えた草をモグモグ食べる「さくらちゃん」

フンから出たクローバーたちもすっかり大きくなってきています。

放牧場の楽しみの一つは、毎年毎年 草の様子が豊かに変わっていくことです。

今年はどんな様子になるでしょうか。

 

放牧場の世話が終わると今度は車で1時間かけて稲のロールを取りにゆきます...

休日でロールを取りにゆくときは子供を連れていきます。

普段は子供にお菓子は食べさせませんが、このときはついてきたご褒美に何か買ってあげることにしています。

↓今日はマカロンでした

 

帰ってきて一日の仕事は終わり。やらなければいけないことが山積してたまにふさぎ込むことがありますが、一つ一つこなして前に進んでいこう...!