「牛が山を駆ける牧場」奮闘記

新米 牛飼いの日常をお届け

道ばたの草が美味しそうに見える...

子どもたちがカルタで盛り上がっています。

上の娘(小4)、息子(小1)、下の娘(4歳)が競っていて、もちろん上の娘が圧倒的に強いわけだけど、他の2人も自分なりに楽しんでいます。

しばしば大きな笑い声が湧き上がる!家庭のなかの幸せな時間です。

こういう時間を愛おしく過ごしていきたいと切に思います。

 

さて今日は午前中、大事な打ち合わせがあって頭をずいぶん使いました...

午後は難しいことをやる気が一切おきない。

こんな時になにをするか?

イネのロールの引き取り作業がある!

やる気の起きない時だって、車を往復2時間運転して、アルクレーンゲームで白くて大きなマシュマロを積み下ろしするくらいの余裕はあるものです。

会社員時代は頭を使いすぎて虚脱状態になって、でも定時まで会社にいなければならないので過ごし方に困ったことも多かった。

頭を使う仕事と体を使う仕事、両方をバランスよく持つのはとてもいいことだと思います。

 

これは、引き取りにいったイネのロールの周りに生えている草です。

おそらく「ヒエ」だと思うのですが,,,

緑が濃くて柔らかそうな、風にたなびくこの草が,,,

とても美味しそうに感じるのです。

これは牛飼いあるあるじゃないかな?

牛に感情移入してくると、牛が美味しく食べそうな草を飼い手の方も「美味しそう」と感じるんです。奥さんと話しているとやはり奥さんもそう感じるらしい。

まさか人生のなかで道ばたの草が美味しそうに感じる時が来るとは。

色んなことにチャレンジすることのご褒美かな。